昨日二冊も書いたのは失敗でした。

 なので読んでいる途中の本です。

図書館の魔女(上)

図書館の魔女(上)

 上巻のページが650をこえています・・・同じような分量で下巻もあります。ブログの書評とかだとボーイ・ミーツ・ガールだとありますが、まぁそんな感じです。架空世界で経済同盟の中心国、その更に中枢に位置する知識の奥殿である『高い塔』。そこを代々司り政治の均衡をしかけてきた『魔術師』を継いだのが十代の怜悧な口のきけない少女で、少年が付き人?護衛役?になります。
 それぞれ卓越した技術、力を持っているのですが、年若い彼女が図書館である『高い塔』を引き継いだ時から始まった政治抗争が主題ですかね。
 先代の『魔術師』があまりにも政治的に強大な存在で(つまり大変人が悪い)、その後を継いだ少女が幼い為に各政治勢力が暗躍を開始しているのですが、少女の方も一癖も二癖もある・・・なんというか人の悪い娘でして、大変楽しいです(あ
 まだまだ小さな事件しか起こっておらず、陰謀の存在が顕在化の兆しを見せたという段階ですが、もう図書館の魔女たちは動き始めています。昨年一月に続刊が出ているのですね。もの凄い分量ですが、このままいい展開だと、文庫版が出たら買いたいと思いまする。
 これは凄く好みの小説ですヨ。まだ全体の四分の一しか読んでいないけれど・・・