クラプトンを聞く

 といっても、一年半前のワールドツアーを元にしたドキュメンタリーでしてね、そろそろ七十になりツアーは無理とか言っているので録ったって感じ?
 エリック・クラプトンは二十年ぐらい前に、ベイビー・フェイスプロデュースの『チェンジ・ザ・ワールド』を聞いてベスト盤と、確かキャッチ・コピーが「二十世紀最後のクラプトン」とかいうアルバム『ピルグリム』ぐらいだったかな、買ったのは。
 『ピルグリム』のジャケットカバーを描いたのが、貞本義行さんで、当時愛知県高浜市に住んで見えた貞本さんが、高額納税者に載ったのを覚えています。流石、クラプトンの仕事に関わると儲かるのナ。その前後に、こちらは貞本さんが個人的にファンのムーンライダースの・・・何枚目のベストなんだよ?という二枚組アルバムのジャケットカバーを描いてましたけど、そっちでは高額納税者にはならなかったな・・・あ、はい。
 クラプトンに関しては完全に俄かですが、うーむ、2014年のツアーは行くべきだったかも知れないと後悔。だって名古屋にも来ていたんだもんねー。ライブ映像を見る限り、衰えは感じません。持続力はなくなっているかも知れませんが、歌う力も演奏も、まだまだ大丈夫な感じ。
 エリック・クラプトンという人はプライベートではあんまり幸せな人ではないというイメージがあって、元ビートルズの故ジョージ・ハリスンの奥さんとアレコレがあったとか、晩婚で三人娘さんができて息子さん一人生まれたのですが、彼がレコーディングしている時に高層マンションから転落死したとか(このあたりはうろ覚え)、あんまり経験したくない事が起きています。酒におぼれるお定まりコースも経験しています。
 その中でウドー音楽事務所の会長さんとの付き合いが、ある意味彼を支えている部分があって、その会長さんが最後にインタビューで、ツアーに出られないのは寂しいけれども、素敵なご家族との時間を大切にして欲しいとコメントしています。
 まぁそうやねー。歳も歳やからねぇ。そして娘さんたちはまだティーンエイジャーっぽいからねー。でも歳に関わらず、日々を大切に生きて欲しいし、自分も生きていかなくちゃと思います。
 暑さでとろけているけどナ。