月がとっても綺麗

 そんな朝でした。条件が合わないなんちゃらの名月よりも、何気ない日常でふと目にした光景の方が美しくて記憶に残るような気がします。つーか、なんちゃらの名月とか、なんちゃら流星群とか、狙ってみる気がないから(あ
 そんな月に関係あるわけじゃないけど、これを読み終えました。

夜の写本師

夜の写本師

 遥かな前世で月と、闇と、海の力を奪われた魔女が、転生を繰り返して奪った魔法使いに復讐をしようとするのですが、その復讐される魔法使いの、そうなった原因にも遡っているところが印象的でした。
 今、シリーズの二作目、時系列では最初の魔女が殺された直後なので千年ぐらい遡る事になるのですが、そこでも過去と現在の物語を行き来する手法をとっていたりします。この時空を飛び越える感が、この著者の癖なのですかねぇ?
 文庫版が出ていますけれども、今のところ図書館で借りられる範囲で読んでいこうと思います。好みだけど、のめりこむ何かがにゃいよーな気がする。