映画見ていて頭が痛くなるとは

 激痛ってほどじゃないですよ。よくある事です。この土日、予定していたことがほとんどキャンセルになり、じゃあこれ幸いと、人様から借りたコレを全部見ました。

 ・・・三部作全てが三時間越え。そして『王の帰還』は四時間越えという、大変アレな感じの、デレクターズカットをする前の作品。それ故に監督のこだわりがストレートに出ていて、楽しいです。というかカットされてしまった為に公開版では深く描かれなかった関係も良く解りました。
 特にポロミア、ファラミア、ゴンドール執政の家族関係が。まぁ公開版でも理解できましたけどネ。
 全てを見て思ったこと。物凄い人たちのシーンが公開版では削られてしまっているのねー。それを惜しいと思う気持ちと、映画を見るリズムからすると致し方ないと思う気持ちがありますね。特に『王の帰還』、公開版を見てますから、だいたいの時間配分が解るのですけど、DVD二枚分になっている今回の版の尺時間もだいたい解るじゃないですか。分割しているから一枚一時間半は最低あるナ、と。それを気にしながら見ると・・・長い!!
 それから、物語としてはフロドが誘惑に負けそうになるシーンは大切なんですけど・・・サムの方が勇者に見えるよね。しかしそのサムも指輪の誘惑に負けそうになるシーン・・・公開版では削られているシーンですね。いやぁ、そうだよねー。そうじゃないとフロドが指輪の運搬人として認められる理由にならないよねー。
 ミナス・ティリスの合戦シーンもねー、色々と削られているシーンが見れて良かったですよ。でもぶっ倒れている仲間を戦場で探すシーンは、やっぱり蛇足・・・いや、いやいやいや・・・
 しかし、長い!!長すぎる蛇のように長い!!ソファで寝転がって見ておったのですが、集中力を維持するのだ大変で、三時間越えたあたりから頭痛が・・・ガガガガ!!たぶん寝不足が原因だと思いますぜ。以前にも「美しき諍い女」とか「七人の侍」とか長い映画を見ていた時、けっこう転寝をしていましたからねぇ。全部のシーンを見逃すものかとがんばると、やっぱり痛くなるものですな。
 ふぅ。これで今週末に持ち主に返却する事ができますわい。