医者にいってきますた。

 「風邪ですね」
 「はぁ」
 「先週の月曜から?ちょっと長いね。薬出しておきますから、それで治らなかったら注射しましょう」
 「はい」
 以上。たったこれだけの事なのに行くのを渋っていたオラがいる。医者が扱う薬の方が強力なのだそうなので、次に風邪を引いたら真っ先に医者にかかろうと誓うオイラ。まぁまだ今回の風邪は完治していませんが。
 というか、今夜から原稿に復帰しないとヤバイ!!日曜日にはヨ志ノリさんに原稿を渡せる状態にしたい、しないとイカン!!イカンですよ、せにょーる。
 そして読み終えたもの。

 10月のDACで知人が「スリーハンドレット」セッションに参加していたので、ふらりと借りて読んでみました。別にティルモピュレイ(だったか?)の戦いは関係ない本です。
 古代ギリシア時代のペルシアの覇権、アテナイの覇権、スパルタの覇権というものがどんな実態のものだったのか、という事を書いた論文集でして、まず「ギリシア人以外をバルバロイと蔑視する風習はアテナイプロパガンダによるもので、ギリシア世界は必ずしもペルシアによる支配を拒否していなかった」「ポリス内の党派争いは僭主、寡頭、民主という制度別に争っていた訳ではなく、自分たちの利害で動いていた」「アテナイの覇権はアテナイの軍事力が、スパルタの覇権はスパルタの軍事力が崩壊した時に同時に崩壊したのであって、必ずしもアテナイ、スパルタの性向を嫌ったばかりではない」
 ギリシア人という民族は、利に聡く、競争心が激しいというけれど、打算的でもあり、すごくドライなんだなぁ、とか思ったりしました。