ま、まばゆい晴天は消えた・・・

 今日昼下がりから明日から始まる『長者町ゑびす祭り』の準備を行います。そして・・・あぁなんてお素敵な天気予報・・・夜から雨ですって!!明日の降水確率は80%ですって!!んもー!!って感じです。はい。まぁ、このお祭りは毎年一日は雨に降られる定めなので、仕方ないですネ(あきらめモード
 そして昨日読み終わったもの。

 連作のテーマというのは、続けて読んでいかないと解らないものですが、前作の『グラン・ヴァカンス』の時に『残酷で美しい』の後ろ側に隠れていたものが見えてきました。人間の内側に隠されている無意識の残酷さ。この本のテーマはそれかなぁ。解りやすい、美しい光景や背景がないので、人間の意識しない残酷さというものがモロに表現されている感じ。中篇、短編だとどうしてもテーマをストレートに表現せざるを得なくなるからかも。
 仮想リゾート空間に出現する人間は、全て物質世界で内側に隠していた醜く残酷な本性をさらけ出してしまうので、どうしてもAIたちに感情移入してしまいます。ここに登場してくる人間たちには一人として同情できないのは何故なんだろう・・・物質的、精神的な欲望を満たそうとして、自分たちのバランス感覚まで破壊していく彼らに嫌悪を抱いてしまうのでしょうか?
 続刊がいつ出るのか知りません。でも、たぶん見つけたら読むのだろうなぁ。こういうのを読ませる文章なのかな?と、そんな事を感じながら読みました。
 さて、今日から週末三日間、ハードだけれど、何とか乗り切りますよ。はい。