今日は晴れました。

 明日は解りません。だから台風くんなっ。
 まだ読み終わっていないけど、重要なところは読み終えた気がするので・・・

ツシマ〈下〉バルチック艦隊壊滅

ツシマ〈下〉バルチック艦隊壊滅

 古い言い回しや誤字とか見つけてしまったが、まぁいいや。明治生まれの人が訳した文章だしな。
 日露戦争においてロシア海軍がボロ負けしてしまったのは、組織の金属疲労的な衰退が原因みたいです。帆船時代の海軍で活躍した人たちが鋼鉄の蒸気軍艦を率いる立場になってしまったというのも敗因の一つ。それから硬直した貴族体制が使い物にならなくなってしまっている、ということも。
 翻って日本は帆船海軍という時代がなく、とにかく明治維新以来、最新技術を取り込んで海軍力の増強に取り組んできたことですし、やる気があるわけですよ。組織的な腐敗も始まっていないし。そういうところに勝因、敗因があったのかも知れません。兵器の性能とかもあるけど、結局のところそれを用意し使いこなすのは組織の人間ですから、人間関係がどうしようもなく悪化していたら何もできませんね。
 そしてその三十年後の日本が、どうみたってロシアと同じような立場になっているのですよ。日露戦争の勝利に幻惑されて、もう組織の金属疲労が始まってしまうわけです。慢心という錆はなかなかな事では落とせないようですよ。
 今も汚染米を流通させたりなんかしちやっていますナ。輸入を義務付けられた国は、非食用米を責任もって活用しないといけないですよ。穀物だからって穀物卸に任せたからこんな事になったのでは?接着剤などを作る工業業者に直接売る事を検討した方がいいです。間違いないし。
 まぁ、三笠フーズはもうダメですな。一度、こんなことをやってしまったら。
 気持ちは解るけどナ。うまい商売だもの。でもやっちゃいけない事をやってしまったわけで、こりゃお取りつぶしになっても仕方ないわ。