寒さむですよ

 色んな意味でな。
 東京と名古屋のコミティア受かりました。日程とスペースをアップしておきたいと思います。
 全て読んだのではないけれど、トールキン御大の息子さんが遺稿を編集した本を読んでいて、あ、これエルリックの元ネタ?という話がありました。不健康でも魔術師の王でもないけれど、主人公の向こう見ずな行動で周りがどんどん不幸になり、友の形見の黒い剣で栄光を得、そして宿敵の竜によって自分が旅立った後に生まれた妹と歪んだ関係を結び、宿敵を倒すも心が折れて、ついでに剣も折れて死んでしまうという・・・救いようがないというか、主人公とその母親、妹は、とんでもなくばかーんに見えます。愚か者、汝の二つ名は勇者なり。そんな事をトールキンが言っている感じ。
 編集された本の発表時期は70年代後半なので、微妙にずれているような気がしますが、というかエルリックよりも作品としての発表は後になっていると思うけど、なーんか周りを不幸にする主人公とか黒い剣とかのモチーフが似ているというが原型臭い感じがします。
 トールキン、結構大人な書き手だよナ。だから読み次がれているんだろうなぁ。指輪物語もちゃんと読むか?