そりゃないよ、セニョール

 いや、別に相手はラテン系ではないのですが。
 お客さんからネーム刺繍をほどいて入れなおしてくれと頼まれたのですが、こいつが二十枚以上あり、そして漢字の刺繍なので取るのが大変なのであります。しかも六文字もある!!一枚取るのに一時間近くかかってしまった。
 幸い急がない、という事ですので一日一枚ペースでやらせていただきます。(マテ
 刺繍をほどくことは、たぶん皆さんやった事がないでしょうが(当たり前だ)、随分面倒くさいです。一番簡単なのは英文字やカナ文字、次に漢字、そしてイラスト系・・・と当然なのですが糸の込み具合で難易度があがります。
 また縫い込まれた生地も、凹凸の少ない厚手のものなら比較的簡単ですが、夏用の生地やポロシャツなどに使われている鹿の子織りなどは、マジで『そりゃないよ、セニョール!!』であります。下手にやると穴があいちまうですよ。
 実は刺繍屋さんにお願いしようかと思ったのですが、忙しいのでこの方たちは剃刀か何かでガシガシやってしまい、生地に穴をあける可能性が高いのです。それはイヤなのでなるべくうちらが、糸きりはさみと毛抜きで丁寧に取り除くであります。暇じゃないとできないであります。・・・暇ならいいじゃんとかイワナイヨウニ。
 まぁ、これも仕事でありますからポチポチやるでありますよ。
 あ、『Private Laughter』の校正はとりあえず終了。さて、俺にできる事はなんだ!?・・・ないのか?催促しかないのか!!