雨が降っております。

 昨日からの雨です。台風が近付いているような感じらしいです。こちらにこなければいいのですがネ。
 明治から平成初期まで生きた著名人・・・いや古いタイプの著名人の艶聞話集を読んでいるのですが、だんだんつまらなくなってきました。借りたからには読もうと思うけど。
 結局のところ、女好きの男達がしでかしている事は、そんなに大して変わりがないという事です。趣向が変わったりするけど、でも沢山見せられるとパターン化されてきて、厭きてしまう。官能小説を読まなくなったのと同じですね。結局視覚や触覚や嗅覚で人それぞれという行為を文章という単純化されたもので表現する事に限界があるわけで、結局パターン化してしまうと。表現方法だって決まってしまうし、やる事は同じだし、あとはラブラブなのか、泥沼なのかの違いだし。そして好色とつくと泥沼しかありえないようだし・・・。
 まぁ、半分読んだ。あと半分だ。げっそり。
 これなら内田さんの『まあだだよ』の方が面白いです。結局二十何回、ご本人は亡くなる二年ほど前から出席されないようになったみたいですが、毎年宴会をされる。その時の謝辞におっしゃる事を随筆で残されていますが、毎年少しづつ違うし、その時々で悪戯心を出していろんな趣向を凝らしています。自分もそうだけど、酒が好きな人間は変わらんなぁ。
 内田さんは八十に手が届くまで宴会に出て酒を飲んでいました。・・・酩酊するまで。自分は何歳まで飲むのだろう?死ぬまで飲めるのだろうか?酔っ払って死ぬのはイヤだけど、医者に酒を止められて死ぬのもイヤな最後です。ほどほどに飲み続ければいいのかな。・・・外で飲むとなかなか程ほどにはならんのですがネ。