曇り・・・晴れ?

 まぁ、微妙な天気でしたネ。
 『Punks! Do You Believe In Magic』入稿しました。二冊目確保です。さて、三冊目は間に合うのかしらん。
 少しづつ、再校正をしています。時間が経過するとだんだん文章を醒めた目で見れるようになって、より読みやすくなっているような気がします。あくまで気がするだけなので、本当のところは実際に読んでみてご判断下さい。にやり。
 そういえば、参院選がそろそろ始まるらしいですネ。民主党の小沢さんは過半数が取れなければ辞任するとおっしゃり、自民党の安倍さんはその類をおっしゃらなかったようですが、まぁ、そうですわな。政権運営に必要なのは衆議院過半数ですから、参院バロメーター的役割でしかない。小沢さんにしてみれば与党に対する成果ですから、重要ですがネ。
 今読んでいる蒙古襲来の話を読んで、初めて知った話を一つ。『元寇』は二回に分けて襲来してきましたが、一回目のそれは暴風雨によって壊滅したのではないということ。
 元はもともと南宋攻略の為、日本や周辺国が南宋側にならないように使者を送りました。これに外国との正式な交渉を長い間していなかった朝廷や鎌倉幕府が過剰反応して、そして元の侵略性を知っていた幕府は全面対決の道を選択しました。
 使者にも会わぬ無礼な国に、交渉のテーブルにつかせる為に、軍事的打撃を与えておこうというのが第一回目の襲来の趣旨で、とりあえず打撃を与えたから撤収した、というのです。一回目の襲来時期は旧暦十月末で、西暦に直すと十二月初めにあたり台風がやってくる時期ではなかったこと。それでも突発的な低気圧によって転覆した船が出たのだろう。という話ですが、説得力はありますね。
 結局、元はその後南宋を滅ぼし、その船団を手に入れ、相変わらず使者を追い返したり、殺したりしている『蛮族』日本を懲らしめる為に二度目の出兵をしたようです。
 イエ単位の戦術単位しかなく、抜け駆け先陣の功を競い合う日本の武士に対して、一人一人は素人に過ぎなくても集団戦で戦うために、日本側を圧倒した元の軍隊。
 知れば知るほど当時の日本は大した事がなく、よくもまぁ、元寇を撃退できたものだと思います。日本の船は外洋航行不可な船だったらしいので、逆侵攻を企画できなかったらしいですし、日本が蒙古の侵略を撃退した、ってあんまり胸を張ると恥ずかしくなっちまいますね。