今夜は雨のようです

 なんかさっきからえらく風が吹いていますよ。嵐のような雨ですかネ。
 久しぶりにNHKのニュースを見ましたが、党首討論会って結局パフォーマンスにしか見えないや。安倍さんは結構練習してきているようで小泉さんばりの演説を見せていましたが、小川さんは今ひとつ。まっ、NHKは政府与党の報道機関という性格が、たぶんどっかに絶対隠れ潜んでいるので、安倍さんのいいところを流し、小川さんの『何喋ってんの?』みたいなところを映しているように見えました。
 とはいえ野党側に鋭い突っ込みが最近ないようです。参院選はヤバイかもしれませんネ。
 母親を殺し首と腕を切断した少年のこと。
 彼がもし精神鑑定の結果、正常ではないと判断されたら、彼は処罰されないのでしょうか?罪を罰するという事は、結局復讐の正当化に過ぎない事を被害者たちを訴えています。俺たちの気が済むような裁きをしやがれっ、という事です。私はそれは正当な主張だと思いますし、刑が確定したからには処罰すべきだと思いますが、その一方で人権の問題もあります。無実の罪を裁く事は避けなければならない。
 しかし明らかに本人が罪を犯し、それが精神鑑定のせいで問われないとしたら、やりきれないです。罪とは責任能力の事なんでしょうか?ならば責任のない人間というものは、どういうデメリットがあるのでしょうか?
 責任能力のない人間とは、法の埒外にいるものとして荒野に追放される運命でした。日本では。共同体に属さなければ生き延びる事ができない飢餓が慢性化した世界なので、十分すぎる罰だった訳です。
 今日はそんな事はありえません。未成年者のデメリット、非納税者のデメリット、責任能力のない、いわば国民として処遇されない人のデメリットって一体なんでしょうね?