曇天ですわい・・・

 蒸し暑いです。雨でも降ってくれればいっそすっきりするかも知れませんねぇ。
 そういえば、今日は変わった事も新しく買ったものもないや・・・いや、あるけど『迷宮キングダム』のサプリでまだ読んでいないし、グインサーガの新刊はまだ読んでいる途中だしな・・・何だか全然別の小説になってしまって、著者が心気一転ナチュラルハイな状態になっているよーな感じです。・・・いい加減買うのやめようかな・・・。群雄大河ファンタジーと思って読んでいたのですが、NHKの大河ドラマも最近見なくなったし、私の趣味は大河ドラマよりも歴史論文の方に引きずられているようですしね。考え方やストーリーがステレオタイプになりがちな大河ドラマよりも、学者さんの面白い文章の方が興味深く読める。つまんない文章を書く人もいますけどね。そういうのは読まない。
 重要な歴史上の人物で誰もが認める名文家で多大な影響を与えた人は、なんと言ってもユリウス・カエサルです。ただ邦訳を読んでも面白いとは思えなかった。訳者の方の文章が私に合わなかったのかも知れない。それでもなお昔の評論家の小林秀雄氏は絶賛していたりするけど。
 カエサルは文章とは選ばれた言葉によって良し悪しが決まるといっています。そりゃそうだわな。使われた言葉が悪ければ、折角の話も考え方もつまらないものになってしまう。
 学生時代の私は漢文の調子が好きで、漢詩とかの表現力を学びたいとか思ったものでした。しかし二千年後も読みつがれるカエサルの文章とか参考にしたいけど、『ガリア戦記』と『内乱記』しか残らなかったので、これを理解しなければならないのですが、うーむ、何度読んでも疲れるのは何故?塩野七生さんがローマ人の物語で引用している部分は大変面白いのに・・・やはりこれも言葉の使い方なのだろうか?
 論文は考え方としては面白いですし、面白い文章は私に合う言葉の使い方をしているのでしょう。でも、自分の表現力を高めるにはどうしたらいいのか?名文と言われる夏目漱石森鴎外の文章を読むべきなのか。でも自分が読んで面白くないといけないしねぇ。
 言ってしまえば最近小説とかの類を新刊で読んでいないので、そろそろ欠乏症にかかっているのかも知れないです。とっとと出してくれよ○○さんとか○○さん!!・・・グインはまぁ、いいや・・・