曇がち・・・

 明日は雨になるとかなんとか。うーむ、午前中の配達の時だけでも降らないでほすい。
 ワールドカップサッカーの決勝はイタリアVSフランスのようです。料理や葡萄酒の対決を想像したのは私だけかしらん・・・ジダンは引退前の花を咲かせそうですねぇ。
 北朝鮮のミサイルについて、発射前の警告を自国民にしか発していなかったらしいです・・・手前勝手ですね。他の国の船が巻き添えになってもいいのか!!んもー、な感じですな。
 以前読んだ宮崎駿氏の『泥の中の虎』というマンガだかなんだかの原作を読んでいます。第二次大戦中のドイツの戦車兵だった人の回想録で、ドイツ語版、英語版、日本語版の序文がそれぞれあるのですが、日本語版は全部乗せてありますが、著者のカリウスさんの憤りが感じられます。
 戦争中の兵士は祖国の為に命令に従って、粗末な衣食で、糞尿にまみれて戦った。なのに戦後の政治家たちは、そんな兵士たちを「殺人者」呼ばわりして侮辱する。こんな事があっていいのか!日本はそういう人々を擁護しているから羨ましい・・・そんな事が書いてありました。
 いつもいつもアジアの国から反省しろ、とか言われている日本人で、政治家も神経逆撫でする事を言っているなぁと思っていたのですが、実際に戦った兵士たちの感情からすれば、戦争の意味はともかく、命をかけて戦った自分たちの存在意義を否定されるというのは、大変な屈辱なのだと改めて感じました。
 最近自衛隊関係者の人と話す機会があったのですが、『平和主義者』を看板にする左向きの人々の不感症には、ほとほといやになります。もちろん私は右も嫌いです。あの宣伝カーは騒音車じゃ。書いてあるスローガンをちゃんと理解しているのかなぁ、とかも思う。
 人として守るべきもの、許されるものってのは難しい気がします。カリウスさんもユダヤ人迫害部隊の行為は反吐が出ると言っています。しかし前線の兵士たちの中にはイデオロギーではなく、政府ではなく、『祖国』(故郷と言ってもいい)の為に戦っている意識の人々もいるのだと、その人たちの命をゴミ箱に捨てるような発言だけはしてくれるなと、言っているのでしょう。
 今の自衛隊員も、そういうつもりで所属している人が多いと思うけどなぁ。いや、もちろん安定して技術を覚えられる就職先って事で選んでいる人もいるだろうけどね。