あけましておめでとうございます

 本年もよろしくお願いいたします。
 本日の予定。原稿の入稿準備。HPからアンケートとガンダムネタ小説の撤去。気力があれば原稿ノルマ。そしてゲーム・・・新年らしい事は一つもやらないつもりかよ!
 まぁネットゲーで知り合いに会ったら、挨拶はしますがね。
 昨年は色々な事がありました。珍しく。HPこさえたしね。しかしバナーに関してはまだ謎です。知り合いの詳しい人ほど忙しいので、また折りをみてバナーについては解決したいと思います。うう、逃げを打ってしまった・・・。
 ゲームしながら読んでいるので『ナポレオンとタレイラン』はあんまり進んでいません。今ナポレオンが第一執政になった頃になりました。ナポレオンがフランスとヨーロッパに平和をもたらした頃です。一番タレイランと歩調の合っていた時期らしいです。
 ナポレオンという男は自分をカエサルになぞらえたがっているのですが、どうみてもその野心の性質はシャルルマーニュカール大帝です。カエサルローマ帝国(共和制でも帝国と言おう。帝国の定義は皇帝が支配する国ではなく、多数の民族を内包し治める国、です)のシステム変換をはかり、向こう数百年間維持された国家をつくりました。世界史を見渡しても、彼に比肩できる歴史的貢献をしたのは、秦の始皇帝と事実上彼の師匠ともいうべ韓非子ぐらいなものです。こちらは数百年どころか二千年以上に渡って使用できるシステムをつくりましたが。現代中国も基本的な権力構造は変わっていないから、恐ろしいものだ。
 これに対してナポレオンは統治よりも征服、覇権に重点を置いている点でカエサルとは違う。全ての戦争は安全保障から始まりますが、カエサルは引き返す事を知っていた。(ブリタニアゲルマニアで、ちょこちょこっと叩いて引き返している)だがナポレオンは行き着くところまで行ってしまった。(イギリスと宿命的な対立を続けたし、ロシア遠征は深入りしすぎた)
 タレイランという男は、そんなナポレオンを引き止めたかったができなかったようです。フランスの繁栄は戦争ではなく、勢力均衡による平和であると考えていた彼と、相手の屈服によってのみ名誉ある平和が得られると考えていたナポレオンの差なのかも知れません。・・・まだそこまで読んでいないけど。
 どちらにせよ、現代までつづく国際政治は勢力均衡というものでしか平和を獲得できないのが現実であり、その手法の方が平穏が長続きするのも確かです。誰かを殴ったら、懲罰の為に全員から殴り返されると解っていたら、たぶん殴る手を止めて別の方法を考えるでしょうから。
 んで、それをまだ理解していない某米国とかが盛んに色々殴りたがっているんですよねぇ。いや某中国とか某ロシアは結構やっているようです。まったく大国ってやつぁどうしてこうなんだろう・・・いや、その手段をとっても簡単に非難も実害も受けないから大国っていうんだろうけど。