続・朝書いてます。

 続・ちゃんとしないとであります。『Punks!』の校正と編集をするでありますよ。
 しかし、ここまで本を作り続けていると、在庫が大変沢山になっておりますよ。そろそろ『夏、最後の薔薇』とか『剣王説話』あたりを売り切りってしまえたらいいなぁ・・・と夢想しています。夢想は夢です。夢幻の如くなりにけり。
 先日読んだ江戸時代プチネタ本に、なかなか興味深い事が書いてありました。江戸時代の遊郭に勤めている女郎さんたち、特に太夫は現代のアイドル並の人気があったとか、結構皆、遊郭の女郎さんたちに同情的で、興味本位で太夫を見た将軍も、「親の生活苦の為に身売りをした孝行者である。体を労わりしっかり奉公に励むが良い」と励ましたりしていたようです。
 身請けしてやるんではなく、励ますだけで終わらすところが、なかなかの判断力かしらん。借金の為に売られた娘たちは、借金を返済する事でしか救う事はできないし、それは他人が請け負ってしまったらお金が幾らあっても足りないこと・・・。江戸時代の将軍はなかなかの常識人のようです。
 ヨーロッパ人はこの状態に大変驚いたようですが、生活の為に売春する行為を日本人は認めていたようで、私はそれがヨーロッパと日本の違いかなぁと思いました。いや、ヴェネツィアあたりで高級娼婦が貴婦人なみの待遇を受けていた事はありますが、それは高い教養と知識と気品の為、らしいですね。時代が下ると一般のヴェネツィア貴族(ヴェネツィア共和国の貴族と他の国の貴族は意味が違う)の既婚婦人が、高級娼婦たちにとってかわり、サロンでの男性客との話し相手になりますが(キャバクラのおねーちゃんと同じ役割)、外国人はそれを指して「国中が娼婦で溢れている!」といいますけど、日本人的に感覚からすると変な感じですね。
 売春というのは(おそらく)最古の職業で、女の、あるいは夫婦者の最後の生活手段であると昔の日本人は心得ていたようです。今は遊ぶ為、とか好奇心でやっている人が多いようですね。その為に値崩れしているという噂も耳にした事がある・・・皆、自分の体は大切にしようよ。健康あっての人生だよ・・・って、ここで書いてもな・・・